論理的であることを徹底した理論なり、思考には懐疑的である。
一貫した論理で構成された無菌的なあり方というのは、一見とても美しくみえるがひどく脆い。ほんの些細なほころびも許されない。
建築に限らず多くの分野では矛盾を徹底的に排除した無菌的である状態が良しとされる傾向があるように思える。クライアントなり社会に対して説明し説得力を持とうとするならその姿勢は当然といえば当然である。しかし隅から隅まで無矛盾を追及していく思考は排他的であるとも言える。
それよりも矛盾を前提としたあり方、あるいは矛盾を要素とし全体が構成されたあり方に興味がある。
皺だらけの論理とでも言ったらいいのか。そんなあり方は無いだろうか。
写真は定義山の五重塔。
3 件のコメント:
逆説の話がおもしろいぞ?
「全能の逆説」ってぐぐってみそ
>toru
逆説の話が面白いって言うよりかは、「なんか言ってることはあちこち破綻してんだけど、全体として眺めて見ると意外にそれはそれでイイね。」って感じかな。
「全脳の逆説」はそんなに意識してないかったかな。その手の話は結構好きだけど。
「アキレスと亀」とか。
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