私は基本的に経済性や利便性といった考え方は好きではない。
「闇」にあるものは手探りで時間をかけて獲得しなければならない。その時間というのは試行錯誤やためらいがあって、挫折もある。そういう時間を内包しているからこそ言葉や経験は尊いのだと思う。
しかし経済性や利便性といった大義名分のもとでは、闇にあるものを獲得しようとする際、そこにあって然るべき時間を悪とみなし、出来る限りその時間を省略、排除しようと振舞う。だから好きではないのだ。
「闇」というのは忌避すべきものではなく可能性として解釈すべきものだと思う。
2 件のコメント:
闇にこそ精霊が宿る
北の大地に幽玄と時あり
>toru
それ自前の詩?「幽玄と時」ってのがいいね。
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