2.2.09

STDY

前回の続き。
といっても前回とほとんど一緒になってしまった。
スタディするならもっと大きく変化をつけていかなきゃならないんだろうけど、とりあえずメモ代わりに。

今回も穴の位置は一緒で、壁と壁の接点。ただ今回は穴の大きさでグラデーションをつくって、外部との境界を曖昧にした。奥に行くほど穴が小さくなって、壁の面積が大きくなっている。
腰壁のついている穴が数箇所あるが、そこには天板を載せてテーブルのようにしてみた。
接点に穴をあけると角が開放され部屋の境界がぼやけるが、壁が独立して見えるようになるためかえって壁の存在感が際立つような印象をもった。

19 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

テーブルが部屋にまたがってる感じは、長谷川豪さんの「桜台の住宅」みたい。
廊下がない感じは、西沢立衛さんの「伴山人家」みたい。
で、それらの建築の肝の部分をちょこちょこっとアレしたみたいな印象。

矩形じゃないこととか、隅の開口についての思考が希薄なことが手に取るようにわかります。
部屋同士の関係にヒエラルキーがないんじゃなくて、微妙な違いのシークエンスが豊かな空間を生むアイディアなんじゃないかな。
部屋の角っちょ一つを抜き出すんじゃなくて、それらの連続が、体験者にとって現象的に空間に置き換えられていくことを考えるべきだと思います。
開口部はその増幅装置みたいなもんで、失われた方向感覚と関係を持ちながら同時に、閉じられた世界に差す光明の役割を持つと思います。

スケールのバリエーションがなくて単調なので、とりあえず、大げさなくらいに、部屋の大きさにもっと差をつけることと、それに合わせて開口の大きさ・プロポーションの違いをもっとはっきりさせた案キボンヌ。

匿名 さんのコメント...

いや、見えることが本当に良いことなのか、人はどう行き来するのか、外部とどう接触するのか・・・このアイディアからどんなライフスタイルが生まれるか、それは普通の建物に対してどんな批評になり得るか・・・とか、かなあ。

匿名 さんのコメント...

まてよ、ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの子供は6人もいるのか、麻生首相が「わたり」を認めない発言をしたのか、八戸市の藤川議員があんまり美人なもんで写真集まで出ているのか・・・とか、かなあ。

Unknown さんのコメント...
このコメントは投稿者によって削除されました。
Unknown さんのコメント...

レスがあんまりにも酷すぎてワロタw

sugi無責任sugi!
>長谷川豪さんの
>西沢立衛さんの
そんなもんいくらでもこじつけられるので気にしなくてよし

>思考が希薄なことが手に取るように
そんなん出だしが一発ネタなんだから今更言ってもしょうがない
否定ばかりしていないでこれから具体的にどう発展できるのか、どのようなスタディが生産的かを見ている同業者は考えるべき。

>部屋の角っちょ一つを抜き出すんじゃなくて、それらの連続が、体験者にとって現象的に空間に置き換えられていくこと
まともなのはこの3行のみ。
他は書いた人間がどうすればいいかわからないと思うので聞かなくておk

と、内容にレスしようと思ったらコメントがあまりに酷かったのでいじわるなレスをします。

匿名 さんのコメント...

影がものすごいきれいだね。テラー二系。

案が、最初に決めてしまった(?)外形に縛られてる感じがするのだが。あと平面に縛られずにスタディーしたら。あとあと、次天井つけてスタディーしてみたら。エッジはもっといろんなとこにあると思うよん。

てかもっとエッジの穴だけを見てもいいんでないかな?テーブルとかなしで。大きさ。厚み。高さ。色。影。光。素材。それがエッジにある意味。まだそのスタディーが必要な気がする。

んでもって、一番最初の断面アルコーブ案と合体させてみたら。

匿名 さんのコメント...

あと敷地設定必要ないんだし、車とか人とかなしで、最初オブジェを作る感じでスタディーしてみたら?地面とか壁とか天井とかそんな定義も最初しないで、とりあえずエッジと穴のスタディーだけしてみたら良いと思うのだがね。宇宙に作る感じでお願いします。

Unknown さんのコメント...

上からの写真の影が薄さ→形を反映しててなんかいい。
Aとことん周囲から決めていく場合と
Bひたすら部分を極める場合がある
両フェーズは切って考えていいと思う。

具体的には、
・外周や、決まった一定のスペースに何がブランチしてどう連続するかと
・角の穴の開け方。ルールを気の済むまで考える
の2種類。で、それらを考えていくにはアイレベルのスタディが不可欠。なぜかって?
鋭角開放が何にどんだけ効くのか考えるため。モノからのフィードバックね

雑でいいから軽くスケッチか、ちょっとだけ20スケールで作ってみるかしてみるな次は。
俺なら。

Unknown さんのコメント...

>んでもって、一番最初の断面アルコーブ案と合体させてみたら。

その頭はなかったわ。そこまでいったらすごいことになりそうで楽しみ

Inomata Teppei さんのコメント...

>sugi
壁によってではなく、シークエンスなんかの体験者の減少によって領域が決定されるってのはいいな。

藤川議員は後援会会長に訴えられてたよね、確か。

>toru
AとBの2つのフェーズに切って考えるか、なるほど。
自分はいつも全体を一緒に考えてしまうクセがあるから、いくつかのフェーズをもってそれらがお互いを補強し合って全体が構成されていくような感覚で考える、ということをもっとやってみないといけないな。

>todome
点景を加えることで、角を開放することの意味が見えやすくなるかなと思ったけど、かえて視点がズレてしまったかな。

断面アルコーブ案との合体ってのは具体的にイメージを持ちづらいけど、なんか面白そうだな。ちょっと考えてみよ。

匿名 さんのコメント...

鋭角開放に関して俺が思うに、どう開放するかと同時にどんな鋭角を作るかも大事だと思う。だから次の案としてアルコーブ案と合体させて、空間を三次元的にする事で魅力的な鋭角をつくりだして、そこにできた鋭角を三次元的に解放していくという事なのだ。

Inomata Teppei さんのコメント...

>todome
なるほど。
平面のレベルと同じような操作を三次元の段階でも行うってのはすごい単純で当たり前のことかもしれないけど、そのことによって平面のときと同様に各空間が妙な距離感でもって連続することになるかも知んないな。

そこまでやって初めて鋭角開放の意味みたいなもんが見えてくるのかもしれないね。

匿名 さんのコメント...

鋭角解放って言ってるけどさ、それってちょっとちがくない?
これの角の作り方って、ある線から別の線が派生してそれが枝みたいに広がってって・・・って感じじゃない。
鋭角の隣には鈍角があって、同じようにそこに開口があるじゃない。
アイレベルで見たときの角のことじゃなくてさ、線引きされた空間同士のつながり方のことだと思うんだけどな。
角の内側にいるときがあって、移動して別の場所に来たときはさっきまでいた角の外側にいたりするわけじゃない。
そういう意味では、腰壁があって向こうに行けない開口部があったり、またいで次の部屋に行くような場所があったりしてもいいと思う。

あくまで角に焦点を置くなら、今は一つの角に三つの部屋が付随してるけど、中庭があってどっかが外部に向けられた角になってたり、外壁部分も、今は囲う形になってるけど、ニョキッと外に突き出してるとこがあって外に向けられた角があるとか考えられるんじゃないかな。
それを縦方向にも使ったら断面アルコーブみたいになるかはわかんないけど、ひとつの場所に立ったときに現れる「次の空間」のバリエーションは豊かになりそうと思うわ。

Unknown さんのコメント...

ちがくないよ

 造形ルールが「面と面の接点のZ軸に開口部を設ける」だからね。
もちろん、面と面、空間の線引き-境界面としての役割の話は大前提としてあるけれど

フラットさんが最初に課したルールからいくと、壁の役目を「線引き-境界面」と決めてしまうのはまだ早い。つまるところ、もっと機能的には無駄なものでもいいわけ。枝分かれしすぎてただのオシャレ天井になることもある。

だからこそ角にフォーカスして入るのが俺はおもしろいと勝手に思うわけです。「鋭角開放」っていうデッドスペース逆転の話もいいし
なにより
×壁(室を区切るもの)
○垂直に立ち上がった物体(現象を起こすもの)
として考えるためには壁とか、線引きとか役割を連想させないものがいい。
 もっと細かい内容、形態からどんな現象が導き出されるのかが
アイデアの味噌になってくると思うからね。

そしてそんなアプローチでなんか考える訓練ができるのは今だけ!!!

Inomata Teppei さんのコメント...

今回のスタディでは鋭角開放ってのはあくまで手段であって、それによってどんな現象が空間に生まれるかを見てみたかった。

そんで俺が思ったのは記事でもちょこっと書いたけど、壁が独立したというか壁の持つ意味が変化したんじゃないかということ。それは壁の端つまり領域を明確に示すとされる角に穴が開いてしまって、領域を区切るものとしての機能が希薄になってしまった結果なんだと思う。

でも本当は「角」や「壁」にばっかり固執するんじゃなくて、それで実際に出来る空間はどういう意味を持ちうるのかってのをしっかり考えていかなくちゃならないんだろうなあ。

匿名 さんのコメント...

何に引っかかったのかよくわからんのだけど。すまんね。俺は”鋭角解放”って書いてしまったが、極端な話、角であれば、鋭角解放でも鈍角解放でも今の俺にはどっちでも良いのだがね。(言葉足らずでした。)

確認のため、

”枝”分かれした壁による”線引き”の角に開口ができる。それはもちろん空間の中の”線引き”の問題であるから、当然、どんな”線引き”で、どんな空間同士の関係が作れるかは、議論のすべき。(”線引き-境界面”て話では、線引きは、大なり小なり、境界であることには変わりないと思う。)そして今はそれをどんな戦略で作れるかを含めてスタディーをしているはずだから、その一つとして角+開口にフォーカスした。”角の内側にいるときがあって、移動して別の場所に来たときはさっきまでいた角の外側にいたりするわけじゃない。。。”という話も角をつかって線引きされた空間上の関係性(sugiのいう”角”)の話だから、その通りだと思う。

断面アルコーブとの合体は、なぜ2Dでスタディーしているかが俺には、よくわからないから、深い意味はなく)提案した(角とアルコーブに特に深い関係性を見いだしている訳ではない)。そして、抽象的なレベルでの”角”と具体的な角は、思考の上で、同時に存在するべきだと思っている。

だから、フィジカルな意味での3D的な空間の関係性の上で、角を操作して”角”を作るスタディーをすればいいと思う。

というわけ。

てか、”壁が独立した”という話は、プロセスの話であって、空間の話ではないと思う。それならば最初から独立した壁で線引きするのと変わりない、線引きされた”壁が独立した”から”どう”なったのかがいえるベキ。

そしてそれが難しい。

ちなみにロンドンはオリンピックムードのオの字も感じくらいしか感じられない状況だね。sugiやん。

tkngnk さんのコメント...

乗り遅れた感が...
東京のオリンピックもどうだか。計画だと築地が移転しちゃうんだよ、豊洲に。なんだかね。築地も埋め立て地だから、また新しい埋め立て地へ。なんだかね。

todome>
「てか、”壁が独立した”という話は、プロセスの話であって、空間の話ではないと思う。それならば最初から独立した壁で線引きするのと変わりない、線引きされた”壁が独立した”から”どう”なったのかがいえるベキ。」
どうかんです。ごっちゃになって並列的になってるところは整理した方がいいと思います。じゃ

Inomata Teppei さんのコメント...

角や壁にフォーカスし過ぎて、現れる空間がどんなものなのかを言えてないという指摘はその通りです。

現段階で感じるのは、壁の持つ領域あるいは室を限定するという機能が希薄になって、領域の決定は体験者に委ねられるようになったということ。
ワンルームとして捉えることも出来るし、5つくらいのユニットにも分割出来る。
体験者は角の開放された壁をきっかけに自分で自分の居場所を確保していくことになる。

っていうくらいしかまだ言えない。

tkngnk さんのコメント...

多摩美図書館の反転とかイメージに近いんじゃないかな、図と地で反転させて