今日、書店で立ち読みした本に、現代の若者は深い知識を持っているかもしれないが、誰もが共有でき話題に参加できる「共有する次元」を持たない、というようなフレーズがあった。自分の興味ある分野にはとても詳しく、なおも貪欲に知識を得ようとするが、それ以外の事には無関心であるケースが多く、そのため現代の若者は知識が欠けていると思われがちであるらしい。おそらく「オタク」に近い現象だろう。
そのあとそのコラムがどう展開されたかはよく覚えていないが、「共有する次元」は自分の価値観を押し広げ、新たな視点から見つめなおす機会を与えてくれる重要なファクターであるのは確かだと思う。だからといって一般教養を身に付けろということではないと思う。どんな分野であれ他の一切の事象から切り離されて存在するということはなく、直接ではないが何かしらリンクするところはあるはずだ。そのリンクするところを見つけ出すことで「固有の次元」だったものが「共有する次元」に変移する。
自分自身の思考を強化することは大切だが、そればかりに固執していてはかえって思考は行き詰まってしまう。常に自分の思考の軸をもちながらも、様々なことに目を向けることでこそ次の段階へと進むことができるのだろうな、と改めて考えさせられた。
5 件のコメント:
ページの右上に出てる写真ってあれ何?
卒制?
>sugi
卒制じゃないよ。時間空いたときにつくった模型。
てっぺいらしいな
一番は誰かと話すこと、共有しようとすること、そのレスポンスを重く見ること
よってフラットさんは大学にきてほしかったんだがそれはもうかなわないので
こうして文章を書いているのは貴重なことだと思うのです。
>gnk
らしいってのは模型が?
>toru
そう言ってもらえるのは有難い。
コメントを投稿